死んだふり、はオススメよ

多分、きっとスピリチュアルを学んでいる人の不満の元は「悟りたい」というわたし（自我）が原因だ、です。

悟りたくて学んでいるわけですから、すごーく当然のことだし、他にどうしようもないのですけれどね。ええ。

スピリチュアルの中でも悟りを学ぶ非二元では「悟りとは自分がなくなること」という話をまじで聞き飽きるほどされてます。

自我が自我を乗り越える

自我が自我を排除しようとしている

自我が自我を悪者にしている

さらに

自我が消えた世界を見て、満足したい自我がいる

という超矛盾している世界にはまってしまってるんですね。

わたしの中に「自我」という存在があって、それを乗り越えたり排除したり解除したりするのだ！と教わってきたからでしょう。

そういうわたしも見事にはまり込んでました。

「自分」がいない感覚を「自分」が感じればいいのだという、冷静に考えれば矛盾してるよなとわかるようなことでも、気がつかないまま頑張ってました。

ちなみに今のわたしは、そのループにはまり込んでいると気づいた時は、何もしないように死んだふりをしてます。

何かしようとしてしまう自我を見るためです。

死んだふり、オススメです。

他にもいくつか見つけやすい罠があります。

悟りの理想のイメージがあって、それを目指そうとしている

悟ったら何かいいことがあると思っている

（苦しみがなくなる、世界の仕組みがわかる、病気が治る、引き寄せの力が強くなるなどなど）

「自分」が悟るものだと思っている

（自分をなくすのに、自分がいる前提という矛盾）

スピリチュアルで言う所の覚醒を思い描いている

（高次な存在とつながる、ワンネスを感じるなど）

一度の覚醒体験で悟ったと思い込んでしまう

（これ、結構やばい）

悟りは難しい、または特別なものだと思い込んでいる

ある特定の状態（平和で愛に満ちているとか）にいつもいなければ悟っていないと思っている

などなどなどなど（ドナドナになる）

他にもあると思いますが、パッと思っただけでもこの量です。

ネオスピを学んでいる方に多い感想が

「こんなシンプルなはずがないと不安になります」です笑

思考が「あの悟りだよ？こんなにシンプルで何もないはずがない」と口を挟んできて、シンプルな事実を受け入れるよりも、あの悟った人がこう言ってるみたいな世界へ行っちゃった方が、楽しくてワクワクするんでしょう。

悟りは高みにあって、自分が悟りたいというところから抜けるのが、とても怖くて辛いと感じるのはある意味正常です。

わたしもそうでした。

なんの努力もしないのに、ただ、いつもそこにある

ただただとにかくあるもの。いつもある気づいている意識。

それで終わりの世界です。悟りって。

ものすごいシンプルです。

いづれにせよ、わたしにたちにとっておそらく一番難しいのは「シンプルになる」ということかもしれません。